「ウォーターボーイズ」ドラマでも舞っちゃう！

　 男３２人が水の舞い！　７月１日スタートのフジテレビ系「ウォーターボーイズ」（火曜後９・０）の制作発表が１７日、都内で行われた。２年前に上映されて 大ヒットした映画の続編ドラマで、普通の男子高校生たちがシンクロナイズドスイミングを通して成長していく青春群像劇。主演の山田孝之（１９）ら総勢３２ 人のボーイズによるシンクロも披露された。〔写真：パワフルな水の舞いを披露した「ウォーターボーイズ」の出演者。男のシンクロも圧巻です＝東京・府中市のコナミスポーツクラブ府中＝撮影・江角和宏〕

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　プールに力強いしぶきがあがり、男の子たちの手が足が頭が、パワフルに華麗に舞う－。会場となった都内のスポーツクラブは、総勢３２人のボーイズたちの熱気であふれかえった。

　ドラマは、平成１３年に公開された同名タイトル映画の続編。シンクロに魅せられた５人の男子高校生たちを中心に描かれる青春物語で、オーディションで選 ばれた３２人のボーイズは神奈川県、栃木県で約１カ月間合宿を行い、練習を重ねてきた。この日は、ほんの“さわり部分”のお披露目だったが、ドラマではよ りスケールアップした演技で視聴者を魅了する。

　連ドラに初主演する注目株の山田は実は泳げなかったが、合宿の成果を見せて、力強い水中の舞いを披露した。「合宿では水泳漬けでした（笑）。３２人みん なで、熱い夏にしようと頑張ってやってます。すごくいいものができると思う。僕も１０代最後の夏をこれにかけているので、最初から最後まで見て欲しいで す」と充実感に満ちあふれた表情を見せた。「シンクロは目や鼻に水が入ったり、３２人全員の列が揃わなかったり、いろいろ難しいところもあります。でも、 みんなの気持ちや演技が揃った瞬間は楽しい」などと、すっかりシンクロに魅了された様子だ。山田のほか森山未來、瑛太、石垣佑麿、石井智也らが“シンクロ ボーイズ”を演じる。ヒロインは宮地真緒。

　また、映画でおなじみの顔ぶれが脇を固める。自称男子シンクロ功労者役の竹中直人、水泳部顧問役の杉本哲太、同顧問役の眞鍋かをり、オカマバーのママ役・柄本明、水泳部先輩役の玉木宏らいずれ劣らぬ実力派。存在感あふれる演技も見どころだ。

■ストーリー　唯野高校の学園 祭のシンクロは、いまではすっかり有名になり、観光客も押しかけるほどの人気に。進藤勘九郎（山田）は１年の時、学園祭で男子のシンクロを見て魅了され、 水泳部に入部したが、２年の時は緊張性の下痢から欠場するハメになり、３年の今年こそはと燃えていた。だが、教育委員会から男子シンクロの自粛要請があ り、勘九郎は未練を残しながらも何も言えず、一旦は諦めてしまう…。

[2003/6/18 Sanspo ]