【 質疑応答 】
Q:撮影中、監督はキャストの皆さんにハイテンションな演技を求めたそうですが、そんな監督についてキャストの皆さんの感想は? 妻夫木さん:
僕は監督とは初めてのお仕事になりますが、監督のことをずっと“オタク”だと思っていました。でも実際会ってみたら印象が全然違いました。初対面からなじみやすかったです。でも撮影になると……“熱い人”でしたね。 SAYAKAさん:
長編映画は初めてですが、監督に対しては「怒られる」というイメージが強くて、緊張していました。でも初対面から気さくに話しかけてくださいました。ただ演出面では妥協を許さない方でした。それに応えられているといいな、と今は思います。 藤木さん:
監督の過去の作品はおどろおどろしい作品が多かったので、「怖い監督なのでは」と思っていたのですが、実際は笑いの絶えない、飄々とした人でした。 山田さん:
監督とはとても仕事がしやすかったです。ただニ重人格ですね。普段はニヤニヤしているんですが、撮影に入るところっと変わるんです。 Q:本作を観た感想を聞かせてください。 妻夫木さん:
まだ1度しか観ていなくて、最初は自分の演技ばかりが目についてしまい、客観的には見れないのですが、まず「すごい!」と思いましたね。「ドラゴンヘッ ド」という世界観がにじみ出てくる映像、そしてスケールの大きさに驚かされました。「これぞエンターテインメントだ」といった感じです。 SAYAKAさん:
3回観ましたが、とにかくCGがすごいです。スクリーンから臨場感が溢れ出てくるといった感じです。 藤木さん:
ストーリーの中に、普通にCGが入っているんです。わざとらしさがないという意味ですごかったですね。天変地異が起こった状態がとにかくリアルでした。 山田さん:
CG、それから映像のスピードが早くて、面白かったです。自分の演技を見ても、ウズベキスタンだからこそあの精神状態を演じることができたのだと思います。 Q:実際に天変地異を目の当たりにしたらどうしますか? 妻夫木さん:
まず新幹線の中で死んでますね(笑)。もし生き残ったとしても、防衛本能が働いてスーパーマーケットで武装できるものを奪うと思います。 SAYAKAさん:
今回の出演で、実は新幹線が嫌いになってしまい、特にトンネルに入ると今でも怖いのですが…私だったら、ただただ絶望に浸ってしまうと思います。 藤木さん:
実はウズベキスタンでホームシックになって、自分の精神的な脆さをを思い知りました。もし僕があのような状態に置かれたら、ノボルのように顔にペインティングしてしまうかも知れません(笑)。 山田さん:
まず外に出ようとしますね。外の惨状を見て、諦めます(笑)。 Q:ウズベキスタンをロケ地に選んだ理由を教えてください。 平野プロデューサー:
この規模の映画を日本でやろうとすると30億円ぐらいかかるんです。また、東京ではあまりにも文明化されすぎていて、「ドラゴンヘッド」の世界を再現でき ません。ということで海外でも治安の良いところ、天候の良いところというふうに候補地を選択していき、最終的にウズベキスタンになりました。 Q:ウズベキスタンの印象を聞かせてください。 妻夫木さん:
とにかく食べ物が合わなかったです。イタリアンもあるんですが、すべてウズベキスタン風なんですよ(笑)。パスタがフォークに絡まずに落ちてしまう、といった具合でした。 SAYAKAさん:
ウズベキスタンという国は想像もつかないところでした。でも着いてみたら思ったより都会でしたね。砂漠のようなところをイメージしていたので、驚きでした。 藤木さん:
行く前は、「(地図上では)アフガニスタンの上」ということしか知りませでした。でも行ってみるとテレビがあったりと、意外に普通でしたね。とにかく物価が安くて驚きました。 山田さん:
海外は初めてだったので良く分からないことばかりでしたが、ウズベキスタンは治安も良くて想像していたより良かったです。ただ食べ物はきつかったです。
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