Yamada Takayuki News - 山田孝之

Friday, August 06, 2004

片山恭一のベストセラーがついにドラマ化!
タイトル 世界の中心で、愛をさけぶ
毎週金曜 後10:00~10:54 Yahoo!カレンダーに追加カレンダーに追加
TBSテレビ系
スタッフ&キャスト 原作/片山恭一
脚本/森下佳子
演出/堤幸彦ほか
出演/山田孝之、綾瀬はるか、緒形直人、桜井幸子、手塚理美、松下由樹、三浦友和、仲代達矢(特別出演)ほか
主題歌/柴咲コウ「かたちあるもの」(ユニバーサルミュージック)

見どころ
集合写真

後列左から仲代達矢、大島さと子、高橋克美、松下由樹、手塚理美、
三浦友和、前列左から緒形直人、山田孝之、綾瀬はるか、桜井幸子
映画版も大ヒットし、300万部を超えるベストセラーとなった同名小説(小学館刊)をドラマ化。少年期にかけがえのない大切な人を失った男性の“再生”物語を、ノスタルジックな映像でつづる。人気演出家・堤幸彦氏の映像美にも期待。
出演者のコメント
▼大ヒットの原作を堤幸彦監督がドラマ化
発 行部数300万部を超え、今も売上を伸ばす片山恭一のベストセラー「世界の中心で、愛をさけぶ」。映画化もされ現在も大ヒット中の物語がついにTVドラ マとなった。ドラマでは「少年期に愛する人を亡くした男性の“喪失感”から始まる魂の行方と奇跡の純愛」という原作の持つテイストを崩さずに、映画と違っ た11話という長さで、TVドラマならではのオリジナル・ストーリーが展開する。

注 目のドラマ版で監督を務めるのは「池袋ウエストゲートパーク」「ケイゾク」「トリック」の堤幸彦。今回のドラマ化の話が出る前から“映像化したい”と話し ていた原作ファンの堤Dは、ドラマを“寿司”に見立て「素晴らしい原作、脚本というシャリと、キャストの皆さんというこれまた素晴らしいネタを握らせてい ただきます」と独特の表現で意気込みを語った。脚本を担当する森下佳子は「大ベストセラーを扱うことは光栄であると同時に怖い。小説が300万部を超えた あたりから怖くなりすぎて、最近ではあまり考えないようにしています」とかなりプレッシャーもある様子。

▼一途な朔太郎を、精一杯ピュアに演じたい
病 に苦しむ亜紀を思い続ける主人公・サクこと松本朔太郎の高校時代を演じるのは、ドラマ版「ウォーターボーイズ」や「ファイアーボーイズ・め組の大吾」に 主演した山田孝之。原作と映画が大ヒット中の作品のドラマ版主演については「話題作でとてもプレッシャーを感じています」と緊張した面持ちだ。映画が先に 公開された分、どうしても映画で朔太郎を演じた森山未來(ウォーターボーイズで共演)と比べられる部分もあるが、山田は「台本を読んで、撮影に入っていく うちにあまり気にしなくなりました」と自分なりの朔太郎を演じることに自信を見せる。

こ れまでも数々のドラマに出演してきた山田だが、今回の朔太郎は「演じていて今までで一番違和感が少ない」とのこと。役作りについても「原作ではつかみきれ なかった部分を、台本を読んで拾って、自分で付け足しました」と余裕を見せる。切ない展開に入っていく物語については「結末を知っているから、今の普通の 高校生活を見ているだけで辛い部分もあると思います。楽しくて幸せな、一緒にいるだけでうれしいというところを見せられれば。今が楽しく明るい分だけ、後 々のシーンがさらに切なくなっていきますので」と語った。

山田孝之

「もし、世界の中心に行ったら……さけびたいことがあれば思いきり叫びます」と茶目っ気たっぷりに笑う山田孝之

▼723人の中から選ばれたヒロイン
不 治の病を抱えながら懸命に生きようとする少女・廣瀬亜紀役は、オーディションで723名の中から選ばれた綾瀬はるか。オーディションの話が来る前から原 作は読んでいたという綾瀬は「こんなにやりたいと思った役は初めてなので、演じられてとてもうれしい。精一杯がんばります」と笑顔。「本や映画にあまり描 かれていない、2人の周囲の人たちが細かく描かれていると思います」と原作や映画にない、ドラマなりの魅力を語った。

ま だ発病後の撮影には入っていないようで「今はサクとの仲が深まるシーンで、演じていて一番楽しい」と話す綾瀬。普通の高校生活を楽しく演じているため、結 末を知っていても「亜紀ちゃん、本当に死んじゃうのかな?」と思ってしまうとほどなんだとか。現場の雰囲気も良く、母親役の手塚理美は「本当のお母さんみ たい。すごく優しい」とのこと。共演の山田については「最初は無表情……というかあまり笑わなくて話しも続かなかったんですが、現場に入ると意外と面白く て(笑)、楽しいです。お兄ちゃんみたい」と笑顔を見せる。

綾瀬はるか

「わたしにとっての世界の中心は、家族愛や人間愛」とさわやかな笑顔の綾瀬はるか

▼現在の朔太郎に緒形直人
最 愛の人の死から逃げ続け、17年間時間が止まったままのような現在の朔太郎を演じるのは緒形直人。「原作や脚本でも、青春時代の朔太郎がたくさん描かれ ていて、実際に(青春時代を)自分が演じるわけではないんですが、それを一つ一つ吸収して足りない所は山田くんが演じる朔太郎を見ながら、現在の朔太郎と いう人物を演じていきたいと思っています」と意気込みを語る緒形は、「映画の場合2時間弱に詰め込んでいる部分もあるけど、ドラマは11本連続で見せられ ます。心の揺れ動きや、2人の関係をじっくり見てもらえるんじゃないかな」とTVドラマ版の魅力をアピール。

緒形直人

「僕にとって世界の中心にいるのはやはり家族」と言う緒形直人

▼久々の金曜ドラマ出演です
大 学時代からの朔太郎の親友で、6歳の息子を持つシングルマザー・小林明希を演じるのは桜井幸子。いつも明るく前向きで、息子の出産を決意させてくれたサ クに対する思いは友情から愛情へと変わりながらも、彼を失うことを怖れ募る想いを言い出せないという役柄だ。「高校教師」「人間・失格」「未成年」という “野島伸司・青春三部作”以来の金曜ドラマ出演となる桜井は、ドラマの見どころについて「皆が一生懸命生きている様子と、2人のピュアな恋愛」と紹介し た。

桜井幸子

「世界の中心に行った時にさけぶかどうかは、その時にならないとわからない」と言う桜井幸子

▼昔も今も、ずっと変わらない目線でいたい
朔 太郎と亜紀の担任で、国語教師の谷田部敏美を演じるのは松下由樹。原作・映画に出てこないドラマオリジナルの役柄で、現在と過去の朔太郎をつなぎ合わせ る時間の番人的な存在だ。「2人の恋の始まりから(亜紀が)病で倒れるまでを見ていく中で、家族とは違った見守り方をしていきたい」という松下は、「指示 や主張をするのではなく、ただ見続け、見守る人。観ている人が、過去と現在の朔太郎にすんなり入っていけるように演じたい」「忘れようとする現在の朔太郎 に、忘れないでいることをどのように伝えるか」と現在・過去の朔太郎を見続ける唯一の人物としての役柄を語る。




このほか朔太郎の両親役に高橋克美・大島さと子、亜紀の両親役に三浦友和・手塚理美、朔太郎の祖父役に仲代達矢らが出演予定。

▽「世界の中心で、愛をさけぶ」はTBS系で2004年7月2日(金)スタート(全11回)。
▽主題歌は柴咲コウの歌う「かたちあるもの」(UNIVERSAL J)

松下由樹

35歳と17年後の52歳の教師役を見事に演じ分ける松下由樹