Yamada Takayuki News - 山田孝之

Tuesday, November 16, 2004

「H2」:
あだち充の漫画、山田孝之&石原さとみでドラマ化

 「タッチ」などで知られる人気漫画家・あだち充氏の代表作の1つ「H2」が来年1月からTBSで連続ドラマ化 (木曜後10・00)される。タイトルは「H2~君といた日々~」で、主人公の高校球児・国見比呂を山田孝之(21)、ヒロインの古賀春華を石原さとみ (17)が演じる。監督は堤幸彦氏で、ヒットドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」に続き山田とタッグを組む。

  原作は92年から99年まで「週刊少年サンデー」(小学館)で連載され、単行本全34巻で4800万部を売り上げた人気作品。甲子園を目指す“超高校級 ピッチャー”の比呂と、親友でライバルの“天才バッター”橘英雄の友情を軸に、比呂の幼なじみで英雄の彼女の雨宮ひかり、比呂に思いを寄せる春華らのラブ ストーリーが絡んだ青春物語だ。

 ドラマでは原作のコミカルな部分などを残しつつ明るく切ない青春ドラマの王道を描く方針で、「ケイゾク」などの独特のテイストや「セカチュー」の王道ラブストーリーを手掛けた堤監督の手腕が発揮されそう。

  「セカチュー」に続いての堤作品主演となる山田は「今回は堤ワールドにどっぷりつかって、楽しくいきたいと思います」と意気込み。ヒロインの石原は「同世 代の出演者が多いのでチームワークを大切に演じたい。堤さんの作品は大好きなので出られるのがうれしい」と話している。

 同局の市川竜次プロデューサーは「現在サッカーに押され気味だが、野球というスポーツの素晴らしさが伝わればいいなと思っています。前向きな恋愛やスポーツに取り組む姿勢を2005年版のH2として作っていきたい」と企画意図を説明する。

 過去にあだち氏の「タッチ」がテレビアニメ化され大ヒットした際には、野球人気が高まった。

 現在、メジャーリーグやサッカーに押され、再編騒動も続く日本の野球界。「野球・青春」の“王道ドラマ”が人気回復の起爆剤となる!?

[ 2004年11月17日 スポーツニッポン ]