Yamada Takayuki News - 山田孝之

Saturday, April 09, 2005

山田孝之なりきり「電車男」オタクSTYLE初披露

山田孝之(左)と中谷美紀  俳優、山田孝之(21)が7日、東京・調布市の日活スタジオで行われた初主演映画「電車男」(村上正典監督、6月4日公開)の製作発表で、役柄のオタク姿 を初披露した。長髪に眼鏡のクラ~い青年姿で登場した山田は「この格好、意外に気持ちいい」と、気に入った様子。ヒロイン役の女優、中谷美紀(29)は 「私もチャットにハマったことがあるので、彼らの気持ちは分かる」と、オタク青年にエールを送った。〔写真:暗いオタク青年に変身した山田孝之(左)の手を優しく握った中谷美紀=東京・調布市

 伸ばしっぱなしのベタ付いた長髪に銀縁眼鏡。服は第一ボタンまでしっかり留め、裾はズボンにきっちり入れる。靴は常にスニーカーで、動きやすいようにリュックを愛用…。一見して山田と分からないほどの見事な“オタクぶり”だ。

 これまでTBS系ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」や、同「H2~君といた日々」など青春純愛ドラマで爽やかな好青年を演じてきた山田だが、 「この格好はやっぱり最初は恥ずかしかったんですけど、この格好でこの間、渋谷でロケしたら、意外に気持ちよかった」と、オタク姿はまんざらでもない様 子。

 配給元の東宝によると、先日、早朝に“オタクの聖地”こと、東京・秋葉原でロケした際、あまりに周囲に溶け込みすぎて、歩行者の誰も山田と気づか なかったというほどの変身ぶりで、山田は「僕のオタク度? 今回の(主人公の)“電車くん”みたいに女の子のフィギュアとかには興味ないですけど、僕もス パイダーマンの(フィギュア)とかいっぱい持ってたりするんで…僕もオタクだと思います(笑)」と照れながら告白した。

 一方、原作で“中谷美紀似”といわれているヒロイン、エルメスを演じる中谷は「(原作に)自分の名前が出てくるとは思っていなかったので、(知ったときは)照れくさかった」と感想。

 「実際に、1996年ごろにマッキントッシュを購入して、チャットにハマったことが実はあって、深夜の時間帯にリアルタイムの会話を楽しんでまし た。だから、少しは彼ら(=オタク)の気持ちが分かるような気がします」と告白し、「なので(オタクという言葉に)特にこだわりはないです」とにっこり。

 写真撮影では、山田と手を握り合って、“ラブラブぶり”をアピールしていた。

★励ます役に国仲涼子

 この日は、ほかの主なキャストも発表。“ネットの住人”として電車男を励ます役に、国仲涼子(25)、瑛太(22)、佐々木蔵之介(37)、岡田義徳(28)らが、エルメス(中谷)の友人役で西田尚美(33)、電車の中の中年役で大杉漣(53)が出演する。

★書籍版はベストセラー

 同作は、彼女いない歴22年のオタク青年が、ネット掲示板「2ちゃんねる」の投稿者のアドバイスを受けながら、恋を成就させようとする恋愛物語。 昨年、実話としてネット上で大きな反響を呼び、同10月に発売された書籍版(新潮社)は、50万部を超えるベストセラーになった。

 3月には前後編に分かれた朗読劇の前編が都内で上演され、好評。後編は、5月9日に東京・丸の内の東京国際フォーラムで。

[2005/5/8 Sanspo ]