Yamada Takayuki News - 山田孝之

Sunday, April 10, 2005


4.8(金)更新

【製作報告会見】
2ちゃんねる発の純愛物語「電車男」が遂に映画化!
山田孝之=ヲタク青年×中谷美紀=美女との恋にエールを贈ろう

【製作報告会見】2ちゃんねる発の純愛物語「電車男」が遂に映画化!山田孝之=ヲタク青年×中谷美紀=美女との恋にエールを贈ろう

あのドラマ「セカチュー」の好青年・山田孝之が、ヲタク青年“電車男”に扮すると聞いてびっくり。彼のヲタク度をたずねると、「ヲタクの度合いにもよるけど、僕も『スパイダーマン』などのフィギュアなどを集めたりしてるので、そういう部分はあるかも」とのこと

【製作報告会見】2ちゃんねる発の純愛物語「電車男」が遂に映画化!山田孝之=ヲタク青年×中谷美紀=美女との恋にエールを贈ろう

ヲタク青年が恋する美女・エルメス役に抜擢された中谷美紀。実際に書籍の中に登場するエルメスも彼女に似た風貌とされてるので、納得のキャスティングだ

【製作報告会見】2ちゃんねる発の純愛物語「電車男」が遂に映画化!山田孝之=ヲタク青年×中谷美紀=美女との恋にエールを贈ろう

日活撮影所内に組まれた地下鉄電車のセットにて


STAFF&CAST
原作:中野独人 監督:村上正典 出演:山田孝之 中谷美紀 国仲涼子 瑛太 佐々木蔵之助 木村多江 岡田義徳 三宅弘城 坂本誠 西田尚美 大杉漣(2005/東宝配給)
■6月4日(土)より全国東宝系劇場にて全国公開

「この映画の監督の話をいただいたときは
“キタ━━(゚∀゚)━━ッ!!”という感じでした」
(村上監督)


  ご存知、インターネットの掲示板サイト2ちゃんねるから生まれた、軌跡の純愛ストーリー「電車男」。ヲタク青年 がネットの住人たちに励まされながら美女との恋を成就させていくという実在の物語で、まずは小説化されて大ベストセラーになったかと思えば、お次は複数雑 誌でコミックの連載が開始され、こちらも大反響を呼ぶ。そして、なんと今度は映画化が決定! そこで今回、撮影が行われている日活撮影所で、主演のヲタク 青年・電車男役の山田孝之、憧れの美女エルメス役の中谷美紀、村上正典監督を迎えての製作報告記者会見が行われた。

 村上監督は「白い巨塔」(2003)や「ラストクリスマス」(2004)など話題のドラマを手がけてきたが、映画でメガホンをとるのは初めてだという。
「実際にこの映画の監督の話をいただいたときは(『電車男』のスレのように)“キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!”という感じでした(笑)。
 それで小説を読んでみたら、みずみずしてピュアなふたりの恋愛の中に、とても現代的で斬新な要素があると思い、それに負けないような新しい映画にしようと思いました」

  電車男役の山田孝之といえば、テレビドラマ「ウォーターボーイズ」(2003)や「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004)などで好感度大の好青年を演じ たが、今回は同一人物とは思えないほどむさ苦しいヲタク青年に変身! 七三の伸ばしっぱなしのヘアに銀ブチ眼鏡、イマイチなヲタク・ファッションで壇上に 上がった。
「最初に『電車男』の話を聞いた時は、2ちゃんねるのスレがそのまま本になっているのが面白いと思いました。でもこれがどんなふうに映 像化されるんだろう?って想像できなくて、すごく大変なことなんじゃないかなとも思いましたが、それは監督が心配することだからいいかなと(笑)」
 ヲタクなファッションについては、
「最初はこんな格好をするのが恥ずかしかったけど、渋谷でロケをしたら気持ちがよかったです。それが嬉しかったし」と語った。

 電車男が恋をするヒロイン、エルメス役の中谷美紀は、実際に小説の中で“中谷美紀似の女性”というふうに記されているので納得のキャスティングである。中谷は
「話題になってるので小説を読んだのですが、まさかその中に自分の名前が出てくるとは思ってなかったです。なんだか照れくさいけど、それなら実際に自分が演じてみたいと思っていたので、演じられて本当によかったです」と語った。
 また、電車男のようなヲタクの男性に対して抵抗があるかどうかという意見に対しても肯定的だ。
「私もインターネットを始めた頃、チャットにはまった経験があり、すごく楽しんだ記憶があります。だから、彼のように、フィギュアなど、何かに固執するタイプの人の気持ちが少しはわかりますね」とのこと。

  フォト・セッションは、日活撮影所内に設けられた電車のセットで行われた。ヲタクに徹した山田と、チャーミングなエルメス役にぴったりな中谷美紀の2 ショットを改めて見てみるとかなり小説のイメージとしっくりきていて、映画に対する期待度も高まってくる。でも、ふたりの恋と、それを支援するネットの住 人たちの思いがどんなふうにスクリーンで展開されるかは、なんとも想像しがたい。ドラマの演出で定評のある村上監督だけに、そのお手並みを早く拝見したい ものだ!

取材・文/編集部・山崎伸子