Yamada Takayuki News - 山田孝之

Saturday, May 21, 2005

長澤まさみ「タッチ」海外進出
第58回 カンヌ国際映画祭

 【カンヌ19日=内野小百美】カンヌでセカチュー効果―。フィルムマーケットで邦画人気が上昇する中、女優・長澤まさみ(17)がヒロインを演じている 「タッチ」(あだち充原作、犬童一心監督、今秋公開)が香港、台湾、ブルネイなど海外6か国・地域で公開されることが分かった。

 現在、 買い付け交渉の詰めの段階に入っているが、東宝国際・営業部の小瀧幸夫氏の話では人気の理由は二つ。「タッチ」のアニメが「テレビで全世界に近い 国で知られて人気があり、その実写版ということで関心を持ってもらえた」。もう一つは長澤の出世作「世界の中心で、愛をさけぶ」(行定勲監督)が香港、韓 国など約10か国・地域で封切られ、驚異的なヒットを記録した。「“セカチューの長澤”が主演している、ということで興味を持っていただいてる部分もかな りあるようです」と説明する。

 「タッチ」は双子の兄弟(斉藤祥太・慶太)と長年隣に住んでいる幼なじみ、浅倉南(長澤)との青春ラブス トーリー。原作と長澤の顔がウリ二つで完成前か らハマリ役と言われ、日本でも注目度は高い。セールスは始まったばかりだが、アニメ同様、実写版タッチも全世界に広めていきたい考えだ。

 また山田孝之(21)と中谷美紀(29)が主演する“オタク映画”「電車男」(村上正典監督、6月4日公開)もマレーシア、香港など約5か国・地域で公開される運びだという。
[2005/5/20 Yomiuri ]