Yamada Takayuki News - 山田孝之

Thursday, June 09, 2005

ついに出発進行!「電車男」が大ヒットスタート!

公開を祝して記念撮影<写真左より、大杉漣さん、中谷美紀さん、山田孝之さん、木村多江さん、中村正典監督>

大ヒットスタートを祝して記念撮影
<写真左より、大杉漣さん、中谷美紀さん、山田孝之さん、木村多江さん、中村正典監督>

インターネットから生まれた実話純情ラブストーリーを映画化した話題作「電車男」が、6月4日、ついに公開初日を迎えました。これを祝し、東京・六本木のVIRGIN TOHO CINEMAS六本木ヒルズにて舞台挨拶が行われ、電車男役の山田孝之さん、エルメス役の中谷美紀さん、木村多江さん、大杉漣さん、村上正典監督が公開を迎えた喜びを語りました。その模様をレポートいたします。



【舞台挨拶(挨拶順)】

村上正典監督
村上正典監督
今日お越しいただいた皆さんは、大変な思いをしてチケットを入手されたと伺っています。あ りがとうございました。原作を読んで「小さな事件でも人を動かせるのだな、そして、小さな幸せでも人に勇気を与えられるのだな」と思いました。そういった ことを感じてもらえる映画になればと思って作りました。


山田孝之さん(電車男役)
山田孝之さん(電車男役)
どうも山田です……(会場笑)。

Q:初日を迎えた感想を教えて下さい。

少し緊張しています。皆さん、ありがとうございます。

中谷美紀さん(エルメス役)
中谷美紀さん(エルメス役)
女性の鏡のような素敵なエルメス役を演じられて、とても幸せでした。今日はありがとうございました。

木村多江さん(倦怠期の専業主婦・みちこ役)
木村多江さん(倦怠期の専業主婦・みちこ役)
今回は電車男を応援する主婦の役でしたが、みちこという役とともに成長出来たような気がしています。今日はありがとうございました。

大杉漣さん(電車の中の中年役)
大杉漣さん(電車の中の中年役)
実はのどがガラガラで、今日は一睡もしていない状態でここに立っています……サッカー日本代表チームがバーレーンに勝ちました(会場笑)! そんな日に「電車男」の初日を迎えることが出来て、さらに嬉しいです。


【MCによる質疑応答】

Q:撮影で苦労した点や思い出に残ったことがあれば教えて下さい。

村上監督:
その前に、大杉さん、山田君はサッカーの結果を聞きたくなかったらしいですよ(笑)。

大杉さん:
あ、そうか、山田君は「結果を聞きたくない」ってさっき言ってたよね……昨日は1対0で日本が勝ちました(会場笑)。

村上監督:
山田君、凄くがっかりしていましたよ(笑)。今回は宣伝のキャッチコピーに「超特急で映画化」と書いてあったので、初日に間に合わせるのに苦労しました。思い出に残っているのは、映画が完成して「間に合ったな」と思った瞬間です(会場笑)。

Q:山田さん、大杉さんにサッカーの結果をバラされてしまいましたが。

山田さん:
非常にムカムカしています(会場笑)。

Q:秋葉原での撮影で思い出に残っていることはありますか?

山田さん:
エ ルメスを探すために走っているシーンを撮影した際、広範囲で撮影していたためエキストラを配置することが出来ず、ゲリラ的に撮影したのですが、必死な顔を して演技していたらサラリーマンに「ひでぇ!」と言われてしまいました(会場笑)。本番中だったのに思わず笑いそうになってしまったのですが、「ちゃんと オタクっぽく見えているのかな」と安心しました。

Q:秋葉原がお気に入りになったそうですが、どんな点が好きになったのですか?

山田さん:
秋葉原は電気街のイメージがあったのですが、凄くにぎやかだったし、僕の好きなおもちゃ屋も沢山あったので、楽しそうだなと思いました。

Q:中谷さん、劇中で電車男に助けられたエルメスは、そのお礼にティーカップをプレゼントしますが、中谷さんだったら、何を贈りますか?

中谷さん:
実 は電車の中で痴漢を2度ほど捕まえたことがあって、犯人の首根っこを掴んで、警察に突き出したことがあります(会場笑)。ですから、エルメスのように男性 に助けてもらう機会がなかったのですが、今回、エルメスの役を演じさせてもらって、「何かあったらエルメスのように助けてもらえる、朗らかでか弱い女性に なりたいな」と思いました(笑)。

撮影が終ってからアジアに一人旅をしたのですが、大きな荷物を抱えてリムジンバスに乗ろうとしたら、見 知らぬ男性がひょいと荷物を持ち上げてくれたので、いたく感動しました。お礼も言えなかったほど感動してしまい、住所や電話番号を聞くことも出来なかった のですが、とても素敵な方だったので、ティーカップを贈りたかったです(会場笑)。

Q:木村さん、今回はパソコンに向かうシーンが多かったですが、どんな点に注意して演じましたか?

木村さん:
他 人から見られていない状態の時は、口に出している言葉とパソコンに入力している言葉が違う時があるのではないかなと思ったので、監督にそういう演技もやっ てみたいと言ったのですが、実際には入力するのに必死で、全くそういう演技をする余裕はありませんでした(笑)。私はまだ完成した映画を観ていないので、 観るのが楽しみです。

Q:大杉さん、山田君の“電車男っぷり”はどうでしたか?

大杉さん:
現場に入った時、山田君を探すのが大変でした。実際にはすぐそばにいたのですが、それぐらい山田君の変身は見事だったと思います。

それから、僕が演じた男はエルメスに対してひどいことをしていますが、半分くらいはアドリブでやらせてもらいました。「こんな男がいたら嫌だな」と想像したり、実際に電車の中で見かけた嫌な男を参考にして演じました。

■最後に山田さんからファンの皆さまへメッセージが送られました
Q:山田さん、映画の見所を教えて下さい。

山田さん:
……皆さん、もう観たんですよね(会場笑)?

僕が1番好きなのは、名無しさんたちが、顔さえ知らない他人の電車男の相談に凄く親身になって、みんなで協力してくれるところです。

電車男の恋が上手くいったら、自分のことのように喜んでくれる気持ちが嬉しいし、そこが1番の見所だと思います。そこまで人を思える気持ちが素敵だと思います。



[ 2005/6/4 Toho ]