Yamada Takayuki News - 山田孝之

Friday, September 23, 2005

ドラマ「電車男」オタクの恋…終着駅は?
電車がいよいよエルメスに告白

電車男
 単行本、コミック、映画、舞台-とさまざまな形でブームを起こした「電車男」。フジテレビ系ドラマ「電車男」(木曜午後10時)が22日、ついに最終回=写真。“萌え~”なる言葉を広め、社会現象にもなった物語の結果は…。

 視聴者の“ドラマ離れ”が久しい中、同ドラマは、主演のエルメス・伊東美咲(28)と電車・伊藤淳史(21)による美人OLとオタク青年の恋の行 方が注目された。平均視聴率は、15日までの10話で20.5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と今クール放送の連続ドラマで唯一の20%超え。

 若松央樹プロデューサーは「ここまでは予想していませんでした」と驚きながら、「話題性はありましたが、初回18.3%から下がると思っていたんですけどね…」とうれしい誤算を隠さない。

 一方、中谷美紀(29)と山田孝之(21)による映画は6月4日封切りから今月19日までで興行収入36億5447万円、動員数は約274万7000人。「今年の邦画で35億円超は3本。その中のひとつ」(配給元の東宝)と大ヒットに満足の様子。

 先の若松プロデューサーは、誰もが知っている物語のテレビ化に「全国に何万人もいたネットの住人は、(ドラマでは)約40人くらい。ドリフターズ のコントのセットのように、横に長屋風に並べて撮影しました。原作だと、住人と主人公の2人ですが、ドラマでは、サブキャラで主人公のキャラを浮き彫りに し、ストーリーをぐいぐい引っ張れた」と説明。現場でも「アドリブでセリフを変えたり、楽しんで撮影していました。コメディーなので、“デフォルメしてい いんだ!”と、たくさんの遊びを盛り込んだ」のも視聴者を引きつけたようだ。

 さて、最終回は90分特別枠。その見どころは?

 「そこに目的があった!という告白のシーン。2人の思いがぶつかるシーンが見もの。(電車男が)ネットから卒業するなど泣き所満載。90分のドラマで60分は泣けます!」(若松氏)

 最終回は、どんな数字を残すか。

ZAKZAK 2005/09/22