Yamada Takayuki News - 山田孝之

Saturday, November 05, 2005

「白夜行」セカチューコンビでドラマ化

 作家東野圭吾氏の55万部のベストセラー長編「白夜 行」が、来年1月にTBSで連続ドラマ化されることが3日、明ら かになった。同氏の最高傑作とされるミステリーで、昨年7月に放送されたドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」で共演した山田孝之(22)綾瀬はるか (20)の“セカチューコンビ”が再共演する。2人は「プレッシャーを感じるが、作品に精いっぱい体当たりしたい」と話している。

 東野作品の中でも特にファンの多い「白夜行」のドラマ化に、石丸彰彦プロデューサーは「大好きな原作なのでプレッシャーはあるが、東野さんならではの構築された事件の連続を究極のラブストーリーでひもときたい」。来年1月から、木曜9時枠で放送する(初回放送日未定)。

  同作は99年に出版され、55万部の売り上げを記録したベストセラーミステリー。迷宮入りした質屋殺し事件の関係者 だった少年と少女の成長と、その周辺で起こる不可解な事件を描く。少年は少女のために自分の父親を殺し、少女は少年をかばうために母親に手をかける。その 後も少年は、少女のために自らの手を汚していく。小説では2人の接点は描かれず、心理描写もない。彼らをとりまく人々の視線で話が語られる。

  ドラマは「決して会うことが許されない、究極の純愛」として描く。東野氏には今年初めからドラマ化の打診を始め、2 月に快諾を得た。「読者によってさまざまな解釈がある作品。東野さんが『白夜行は究極のラブストーリーとして描いた作品』と言ってくださり、背中を押され た」。

 山田、綾瀬のセカチューコンビの再起用は「原作を読んで、すぐに2人が思い浮かんだ」という。 「物静かで一途な亮司 の役は山田君にぴったり。一方、実際の綾瀬さんは強くて激しい性格の持ち主で、雪穂そのもの。同じコンビで、セカチューとは違った世界をお見せしたい」と 話す。

 山田は「亮司は僕には想像もできない人生を送っているやつなので、今からプレッシャーです。かな りしんどいと思いま すが、倒れないように頑張ります」。綾瀬は「太陽の下を好きな人と手をつなぎ歩くこともできず、非情な行動もとってしまう役。プレッシャーも感じますが、 感情を大切に演じていきたい」。共演は渡部篤郎、八千草薫、武田鉄矢ら。

[2005/11/4/06:48 Nikkansports