Yamada Takayuki News - 山田孝之

Wednesday, April 26, 2006

山田&沢尻&玉山トリプル主演!東野圭吾さん「手紙」映画化

 直木賞作家・東野圭吾さん(47)の小説「手紙」が、山田孝之(22)、玉山鉄二(26)、沢尻エリカ(20)の 主演で映画化されることが25日、分かった。強盗殺人を犯した兄(玉山)と、加害者の家族というレッテルを張られた弟(山田)のきずなを、多くの人気ドラ マで知られるTBSの生野慈朗監督(56)が描く。来年公開を目指し、今月上旬にクランクインしている。

 映画、ドラマなどで数多く映像化されている東野作品の中でも、とりわけシリアスなメッセージが込められた作品が映画化されることになった。

 毎日新聞に連載され、2003年に刊行された「手紙」は、犯罪加害者とその家族が背負う過酷な現実を、1組の兄弟 を通じて描く社会派エンターテインメント。強盗殺人を犯し、15年の懲役を受けた獄中の兄(玉山)と、兄の事件の影響で社会から疎外されていく弟(山田) の姿を、兄が毎月送ってくる手紙を通じて描かれる。2人のやりとりの鍵を握っているのが沢尻演じる由美子だ。

 これまで東野作品は4本映画化、15本ドラマ化されてきた。「この小説に関してはそういう話はないだろうと思って いました」という東野さん。「罪を犯すとはどういうことか、刑罰とは何なのか、真の更生とは―そんなことを考えながら書きました。果たして読んで面白いの かどうかさえ自信がなかったのに映画にしたいと思う人が現れるとは驚きです」と率直な感想を語る。

 撮影は明石家さんま、大竹しのぶ主演「男女7人」シリーズ、SMAPの木村拓哉、常盤貴子主演で人気を呼んだ「ビューティフルライフ」を手掛けたTBSの生野監督がメガホン。3作目の映画で今月上旬から撮影が始まっている。

 山田はドラマ「白夜行」に続いての東野作品。山田は「まだ撮影が始まったばかりなので沢尻さんとは実はまだお会い出来てませんが、兄貴役の玉山さんとは、とても気が合って楽しくやらせていただいてます」。

 兄役の玉山は「今うすくなってきた親子・兄弟・友人などのきずなをこの作品ではテーマに心で演じたい」と気合を込める。沢尻も「今回初めて10代から母親までの役になるので楽しみですが、不安もあります。体当たりで挑戦します!」と意気込んでいる。

(2006年04月26日 Yomiuri