Yamada Takayuki News - 山田孝之

Friday, May 26, 2006

イケメン人生初!映画「手紙」役作りでタマテツが丸刈り!

玉山鉄二
玉山鉄二

〔写真上〕スタイリッシュなイメージが強かった玉山鉄二(所属事務所提供)〔同下〕丸刈りに怯えた目付き…。誰だか分からない風貌に変身している(配給元GAGA提供)

俳優、玉山鉄二(26)が東京・調布市の日活撮影所で行われている映画「手紙」(今秋公開、生野慈朗監督)の撮影で人生初の丸刈り頭になったことが 21日、分かった。玉山演じる犯罪加害者とその弟(山田孝之)の絆を描く社会派ドラマ。服役囚になりきるため約4キロ減量し、さらに肩まであった長髪を バッサリ。本紙の取材に「すっきりした気持ちで役に入っていける」と気合を入れ直していた。

モデル経験もある超イケメン、タマテツが、密かにイメチェンしていた。といっても役者一徹のポリシーからで、服役囚役にのめり込んで熱演中だ。

同作は、弟のため強盗殺人罪を犯し懲役15年に処せられて服役する兄と、そのため社会から阻害される弟がそれぞれに苦悩しながら生き抜こうとする姿を2人の手紙のやり取りで綴る物語。原作は直木賞作家、東野圭吾氏の同名小説。

タマテツは台本を読んだ当初から「ここまでシリアスで内面の重い役は初めて」と役者魂をかき立てられ、髪を刈ろうと決意。同監督から要望があった時 も「もちろんやります!」と即答した。先月12日に撮影入りし、罪を犯すシーンを終えた後の今月6日、行きつけの美容院で刑務所規定という6ミリの長さに カットした。

同撮影所で取材に応じたタマテツは、初めての武骨な丸刈り姿に「役作りの一環なので違和感はありません。身の引き締まる思い。すっきりした気持ちで 役に入っていけます」とサッパリ気分。だが、照れはあるようでスタッフ、共演者から「似合いますね」と声を掛けられると「そうですか?」と頭をなでた。

撮影での“入所”に合わせ、徐々に減量もし、服役経験のある知り合いに、刑務所内での時間の流れや、どういう時に寂しいかとたずねるなど準備万端で 臨んだ。演技面でも、実際は女3人男1人の末っ子のため、男兄弟の気持ちがわからないと言いながらも「この兄は弟への愛情が不器用で上手に表現できない。 そのドン臭さ、優しさの塊みたいなものを精いっぱい心で演じたい」と熱い。男っぷりを上げたタマテツの熱演が、スクリーンで観られそうだ。

★シリアスさも魅せる

これまで玉山は、フジテレビ系「離婚弁護士」シリーズ(平成16、17年)では弁護士志望の今どきの大学生、TBS系ホームドラマ「ブラザー☆ビー ト」(同17年)では3兄弟の長男、昨年の主演映画「逆境ナイン」では逆境に屈しない弱小高校野球部のキャプテンなどコミカルな役が多かった。今作のよう なシリアスな役柄は珍しく「自分の新しいキャパシティーを見つけられた」と自信を見せた。

2006/5/22 Sanspo