映画「手紙」:試写会で作家の東野さんら舞台あいさつ
作家の東野圭吾さん原作の映画「手紙」の完成披露試写会が5日夜、東京都新宿区の新宿ミラノで開かれ、東野さん、出演した山田孝之さん、玉山鉄二 さん、沢尻エリカさん、生野慈朗監督が舞台あいさつをした。強盗殺人を犯して服役中の兄を持つ弟の苦悩と再生を描いた社会派の作品で、同名小説は、 2001年7月から1年4カ月にわたり毎日新聞「日曜くらぶ」で連載された。
東野さんは「小説を書いている時、自分の中にメッセージなどはなく、この問題を僕自身がどう考えたらいいか考えながら書いた。答えを出そうとは思 わないで、何かを感じてもらえればいいと思う」と話した。山田さんは「重いテーマの作品です。加害者の視点から見ることは普段ないので、何かを伝えるとい うよりは映画のような現実があるということを知ってほしい」と作品への思いを語った。11月3日から全国公開。【戸澤美佐】
毎日新聞 2006年10月5日 20時24分 (最終更新時間 10月5日 21時44分)
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