長澤まさみ 大人になります

　大人っぽく変身して登場した長澤まさみ＝東京・千代田区の東宝本社

　女優・長澤まさみ（１９）が映画「そのときは彼によろしく」（平川雄一朗監督、来年初夏公開）に主演することが１３日、都内で正式発表された。出 世作となった「世界の中心で、愛をさけぶ」に続く純愛ストーリー。長澤は元トップモデルという役柄で、高校卒業後もセーラー服のイメージが強かった“まさ みちゃん”から、大人の“まさみさん”へ-。転機となる作品となりそうだ。

　肩を出した大人っぽい洋服で姿を見せた長澤は、すでに映画の役作りに入っているような“大人モード”。今春高校を卒業。「ヒールの靴を履いたり、 大人っぽい格好をしても、恥ずかしいと思わなくなってきた」と意識も大人モードに変わってきたという長澤が、「いま、会いにゆきます」の市川拓司原作によ る、奇跡の愛の物語に挑む。

　元トップモデルの滝川花梨（長澤）が自らの病気を知り、初恋の相手に会いにいく究極の純愛。幼なじみ役の山田孝之（２３）と塚本高史（２４）との三角関係も描かれる。

　自らの初恋には「私が小学校５、６年の時で、相手は中学１年。サッカー部の人でした」と告白。父は元サッカー日本代表で、ジュビロ磐田の元監督でもあるが、自身は「サッカーをよく知らないんで、ポジションとかは分からないんです」と苦笑い。

　何にひかれたのか？と聞かれると「登校する時に…一目ぼれ、っちゅうやつですね」と照れ隠しにおどけたセリフ。ヒロインと違い「告白？なんにもできなかった。今？会いに行けない。そんな勇気ないです」と照れまくった。

　それでも新作への抱負を問われると目を輝かせ、「私は優等生みたいな役ばっかりやってると思われてるかもしれないけど、意外と変な役とかやってるんで。学生ではなくなったから、大人に近づいていく自分を出せたらいいな」と抱負を語った。１月上旬クランクイン。

2006/12/14 Daily Sports