Yamada Takayuki News - 山田孝之

Wednesday, December 13, 2006

長澤まさみ、来夏公開映画「そのときは彼によろしく」に主演

大人びた衣装で会見に臨んだ長澤まさみ。大人の純愛映画で、新たな魅力を見せてくれそうだ=東京・有楽町(撮影・寺河内美奈)

大人びた衣装で会見に臨んだ長澤まさみ。大人の純愛映画で、新たな魅力を見せてくれそうだ=東京・有楽町(撮影・寺河内美奈)

 女優の長澤まさみ(19)が、来年初夏公開の映画「そのときは彼によろしく」(平川雄一朗監督)に主演することが13日、東宝から発表された。山 田孝之(23)、塚本高史(24)のトリプル主演で、これまで女子高生役が多かった長澤にとって、初の“大人の純愛物語”。ヒットの可能性は十分で、映 画、ドラマ、CMと大人気だった今年に続き、来年も“長澤イヤー”となりそうだ。

 今年3月に堀越高校を卒業してから、グッと色っぽくなった長澤が、満を持して大人の恋愛ものに挑戦する。

 原作は、「いま、会いにゆきます」で知られる作家の市川拓司氏が平成16年に発表した同名小説。3人の幼なじみの恋と友情を軸に描いた作品で、長澤が演じるのは初恋の男性と久々に出会うスーパーモデルだ。

 これまで初主演映画「ロボコン」をはじめ、「世界の中心で、愛をさけぶ」「タッチ」「ラフ」、TBS系ドラマ「セーラー服と機関銃」とさまざまな 話題作に出演してきたが、演じたのはいずれも女子高生。健康的で明るいイメージが強かったが、今作では一転、ある“秘密”を抱える役柄で、憂いのある演技 が求められるという。

 この日、東京・有楽町の東宝で会見に臨んだ長澤は、髪をアップにし、大人びた黒いドレスで登場。「今までやった役よりも大人っぽい役。高校を卒業してからだいぶ意識も変わってきたので、学生のときの無邪気な雰囲気ではなく、大人の雰囲気が出せれば」と抱負を語った。

 自身の初恋についても触れ、「小6のとき。相手は中学生で登校するときによく見かけるサッカー部の方でした。ひと目ぼれってやつですね」と照れ笑い。

 春名慶プロデューサーは「(同作で)『まさみちゃん』から『まさみさん』と呼ばれるようになってほしい」と“飛躍”に期待を寄せている。

 老若男女の幅広い支持を集め、一躍“時の人”となった今年の長澤。来年は、女優として一皮むけ、さらに幅広い活躍を見せてくれそうだ。

★初共演・山田孝之「とても楽しみ」

 会見に出席できなかった山田は、同作について、文書で「長澤さんとは初共演なので、とても楽しみ」とコメント。塚本も「人が人を思う気持ちをどう表現するかを考えてます」と、1月7日のクランクインを前に早くも役作りに没頭している。

★全25作品を発表

 この日は同作をはじめ、平成19年度の東宝配給作品が一斉発表された。注目は、SMAPの木村拓哉(34)が主演するフジテレビ系大ヒットドラマ の映画化「HERO」(9月公開)や、同じく香取慎吾(29)が主演する「西遊記」(7月公開)。発表は全25作品だったが、今後4作品ほど増える可能性 もあるという。

★東宝の興行収入、過去最高を記録

 東宝は13日、今年配給した映画の興行収入が、11月末現在で約559億5000万円に達し、過去最高を記録したと発表した。最終的に590億円 前後になる見通しという。500億円を超えるのは、平成16年以来、3年連続。これまでの最高は「千と千尋の神隠し」が大ヒットした13年の548億 5000万円。作品別では、「ゲド戦記」の76億5000万円が最高だった。

2006/12/14 Sanspo