Yamada Takayuki News - 山田孝之

Wednesday, December 20, 2006

長澤まさみ大人の階段登る…純愛映画でさらに飛躍へ
でもね「セーラー服は着続けたい」

来年の東宝カレンダーでも表紙を飾った長澤には、大きな期待がかかる
来年の東宝カレンダーでも表紙を飾った長澤には、大きな期待がかかる
 今年の邦画界で好調な観客動員を記録した東宝。来年のラインアップが発表されたが、イチ押しは何と言っても、若手実力派女優、長澤まさみ(19)。ちょっと気が早いが、来年は夏公開の純愛映画で、もうひと皮むけるかに早くも注目が集まっている。

 長澤は、2000年に「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを獲得して芸能界入り。04年の「世界の中心で、愛をさけぶ」(行定勲監督)でブ レークして、今年は「ラフ」(大谷健太郎監督)、「涙そうそう」(土井裕泰監督)、さらには、テレビドラマ「セーラー服と機関銃」(TBS系)と話題を かっさらった。

 来年夏公開の「そのときは彼によろしく」(平川雄一朗監督)では、山田孝之(23)、塚本高史(24)とのトリプル主演を果たす。「いま、会いにゆきます」を大ヒットさせた市川拓司原作の純愛もので、長澤は、病を抱え初恋の人に会いにいく、大人の悲恋役に挑戦する。

 本作の会見で長澤は、「以前はヒールを履くのも恥ずかしかったけれど、堂々としていられるようになった。大人の雰囲気を出せたらいいと思う」と語りつつ、「でも、セーラー服はもっと着たい。脱セーラー服とは思ってないです」とファンへの嬉しい一言も。

 自身の初恋については、「小学5、6年のときに、サッカー部の中学生に憧れてました。登校するときに見かけて…一目惚れですね」と照れながら告白。映画 に触れ、「初めて大切と思える人に会いにいく役なので、同じ女の子としてカッコイイと思います。私だったら、会いたいと思っても、恥ずかしくて逃げ出して しまいそう」と、10代の女の子らしい一面ものぞかせた。

 彼女の魅力について、デビュー作「クロスファイア」(2000年、金子修介監督)から注目していた映画評論家の樋口尚文氏は、「役に入ったときの集中力 がとにかくすごい。普段の雰囲気とはまったく変わって、別の人を演じられる」と絶賛。さらに、「難病で死ぬ役は、女優によってはウソ臭くなるが、彼女の場 合はそんなことがなく自然。幅広い役を演じられる女優です」と、来年のまさみイヤーを予見している。

ZAKZAK 2006/12/20