Yamada Takayuki News - 山田孝之

Monday, February 19, 2007

映画「そのときは彼によろしく」甲斐でロケ
住民らが撮影現場をサポート

主人公の隠れ家となったバスのセットは廃棄処分となったバスを搬入して作った
ボランティアスタッフとして撮影に参加した土屋葉子さん(右)=いずれも甲斐市大垈
本番前、入念に打ち合わせをする撮影スタッフ
 幼なじみの男女三人の恋愛模様を描いた市川拓司さんの原作を映画化。三人の再会と別れを純愛映画として描き上げる。監督は平川雄一朗さん、出演は女優の長澤まさみさん、俳優の山田孝之さん、塚本高史さんら。
 ロケ地では、ため池の周辺に三人が幼少期を過ごした町にある池のほとり、廃棄されたバス内に作った隠れ家、ごみ捨て場などのオープンセットを設営。撮影が始まる二週間ほど前からスタッフが現地入りしてボランティアらとともに準備を進めた。
 ボランティアは山梨大や山梨県立大の学生に参加を呼び掛け、県観光部内にある「富士の国やまなしフィルムコミッション」のホームぺージでも募集。水辺にたまったへどろを取り除き、トラック二台分の砂利を運んで整地する作業などを手伝った。
 準備期間からほぼ毎日、ボランティアとして参加した甲斐市のピアノ講師、土屋葉子さんは「映画撮影の過程を一から見ることができて大満足。ボートに乗って氷をたたき割ったことも良い思い出」と笑顔で話した。
 ロケ地選定やオープンセットの設営を担当した、笛吹市一宮町出身で東宝映画製作部の菊島高広さん(31)は「古里で映画撮影をしたいとの思いが強く実現できてうれしい。多くの人に完成した作品を映画館で見てもらいたい」と話していた。
2007年02月19日 山梨日日新聞から