YUI:感動のライブに沢尻エリカも激励 「タイヨウのうた」試写
太陽の紫外線に当たると死に至る病を抱えながら、歌を支えに精一杯生きた16歳の少女の姿を描いた日本映画「タイヨウのうた」(小泉徳宏監督)の ライブ付き試写会が12日、東京都内で開かれ、主人公・雨音薫を演じたシンガー・ソングライターのYUIさん(19)や恋人役の塚本高史さん(23)らが 舞台あいさつをした。この作品は7月からTBS系でドラマ化が決まっており、ドラマに出演する女優の沢尻エリカさん(20)と山田孝之さん(22)も登場 し、映画の出演者に花束を持って激励に駆けつけた。
YUIさんは、あぐらをかいて座り、ギターをかき鳴らして熱唱する姿が印象的で、主人公と同じ16歳の時にオーディションで見出された注目の ミュージシャン。今回の映画が演技初挑戦となる。物語は、色素性乾皮症で太陽に当たることができない薫(YUIさん)は、孤独な生活を送る中、日が沈むと ギターを持って駅前広場で自分の作った歌を歌うことが生きがいだった。ある明け方薫は、部屋の窓から見えるバス停でサーフボードを抱えた少年、孝治(塚本 さん)に一目ぼれしてしまう。深夜のバス停で偶然出会い、意気投合した2人。だが、病気であることを孝治に知られ、薫は恋をあきらめる。一方、孝治は薫の 歌をCDにするため、愛用のサーフボードも売ってお金を貯めはじめる。薫の病気は進行し、ギターも思い通りに弾けなくなるが、「私、歌うから!」とレコー ディング・スタジオに向かう……という青春・純愛ストーリーに仕上がっている。
YUIさんは、主題歌「Good-bye days」の歌を舞台上で披露。ライブ付き試写会で全国を回ったツアーを振り返り、「明るく前向きに なったとか優しい気持ちになれたという感想をもらえて、とてもうれしかった。公開後も大切な人と一緒に見てほしい」と話した。塚本さんは「(この年で)高 校生役は無理かなと思ったけれど、制服を着たらなんとかなった。サーフィンもできたし、撮影前に生まれて初めて日焼けサロンにも行けた」と満足した様子。 ゲストで登場した沢尻さんは「夏の夜がすごく好きなので、これから3カ月、ナイトシーンを満喫したい」と話し、山田さんも「出演者に同世代が多いので楽し んでやろうと思う」と意気込みを語った。
映画は6月17日から東京・東劇ほか全国でロードショー公開予定。ドラマはTBS系で7月14日から毎週金曜日午後10時に放映予定。【細田尚子】
タイヨウのうた
http://www.taiyonouta.jp/
2006年6月14日
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